COCOHE MUSICALに置かれているピアノについて
ピアノの生い立ち
スマイル ピアノクラスの山崎香織先生が港南中央音楽教室にあるピアノの生い立ちについて教えてくれました。
〜愛された一台のピアノ〜
実は、このレッスン室にあるピアノは、わたくし山﨑かおりが演奏活動を通してご縁をいただいた方のうちのお一人から寄贈されたピアノです
はるか遠い時間を遡りまして、かつて南青山に会員制のバー【Bar Le DECO】がありました。
そこには一台のピアノが置かれ、毎晩、プロのミュージシャンやアーティストや芸能人などの隠れ家的な場所として有名でした。
一斉を風靡した、あの小室哲哉さんもその方々のお一人です。
ピアノを愛する人たちの手によって、奏でられ、遊びさながらに愛され弾かれたピアノは、閉店とともに別な場所へ引き取られることとなるのです
新しいピアノの環境、そして出逢い
ピアノが搬送された先は、明治通り沿いのビルの一階。
ギャラリー・ルデコのオーナー島中さんの手に渡ります。
島中さんは、ご自身のビルの一階を事務所として構え、“リビングのような空間”を表現されました。
ピアノは置かれたまま時は過ぎ、調律師さんの手によってメンテナンスされておりました。そして、何名かのピアニストの手によって、コンサートやライブが開かれ、ギャラリー・ルデコに音色が響き渡っていました。
2015年に私がこのピアノに出逢いました。
転機の訪れと子どもたちの未来へ
島中さんにお世話になる中で、こちらのビルの老朽化から改装工事が行われるとのことで、ピアノの行き場がなくなってしまう旨をお聞きました。
まだまだこのピアノに活躍してほしいという一心でおりました。
島中さんの困った様子をみて、わたしにできることといったら、別な場所でまたこのピアノが息を吹き返すことが最大の恩返しだと確信していました。
今度は、たくさんの希望と未来を持っている子どもたちの手によって奏でられるといいなと思い、そのときお世話になっていた社長さんにご相談したところ、「うちの一階があいているから、そこでピアノ教室をやったらいい。」と、言ってくださいました。
公私ともにお世話になっている(株)ライズサーチ代表内田奈津子さんです。こそで、わたくしはピアノ教室を開講することを決めました。
そして2019年、春
このピアノが未来を生む架け橋となってピアノ教室での活躍が始まります
そして現在、横浜市港南区の小さなピアノ教室に、沢山の人の手によって愛されたピアノがじっとみなさんをお迎えしています
ピアノの名前は【みーちゃん】